令和3年 年頭のごあいさつ

 

全国土木建築国民健康保険組合

理事長 水田 邦雄   

 

新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり、常日頃皆様方から本組合にお寄せいただいておりますご理解、ご協力に心から感謝申し上げます。

 

さて、昨年一年間を通じ、そして今なお新型コロナウイルス感染症の脅威が続いております。昨年春には、組合事業では、健診業務の一部休止(延期)を余儀なくされたこと、また、緊急事態宣言が発出された際は、職員を隔日出勤としたため、電話対応に遅れが出たことなど、様々ご迷惑をおかけいたしました。ご容赦いただきたいと存じます。幸いこうしたこと以外には大きな支障をおかけすることなく業務を継続することができたと考えております。またコロナ禍を機に一部地域で保健指導や健康・栄養講話、さらにはメンタルヘルスセミナーなどをリモートワークで実施いたしました。これらを通じ、今後の事業の在り方を見直すチャンスにしたいと前向きに考えております。また、組合直営の厚生中央病院におきましては、一時期著しく患者数の減少が見られ、経営的に厳しい局面もありましたが、感染症協力病院としての経験の蓄積を活かして「どけんぽ新型コロナウイルス感染症支援センター」を昨年7月に開設いたしました。事業内容としては、出帰国の際のPCR検査の実施及び陰性証明書の発行、事業所の対応支援(相談、訪問)、組合員・家族からの相談対応としていますが、これに加え、感染防止対策をまとめたDVDを作成し、組合経由で希望する事業所に配布させていただきました。これを機に、今後、事業所のご要望に応じ、他の分野での動画の作成提供に取り組むアイデアも出てまいりました。コロナ禍を乗り越え、その経験を踏まえて今後の業務運営に活かしていきたいと考えております。

 

本年夏には、オリンピック・パラリンピックの開催も予定されています。一日も早くワクチンさらには特効薬の開発普及が実現し平穏な日々が戻ることが願われます。末筆ながら、今年一年の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

令和3年1月

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