理事長就任のご挨拶

 

このたび、本組合の役員選考委員会、理事会及び組合会の審議を経て、理事長に就任しました。

土木建築事業は、我が国の社会資本の構築をはじめ、社会経済の発展にとって枢要な業務を担っており、災害が多発する近年、その重要性は一層増加しています。一方、医療保険制度は国民生活を支える社会保障制度の中核であり、特に昨今のコロナ禍の中では、医療サービスの提供そしてそれを支える安定した医療保険制度の運営は国民生活にとって不可欠なものです。

本組合は、全国の土木建築事業に従事する方々の医療保険制度の保険者として、医療の確保、健康の保持増進を目的として長年にわたり重要な役割を果たしてきたところであり、このような時期に本組合の運営に携われることは私にとり誠に光栄なことであり、またその責任を痛感しております。

我が国の医療保険制度は、人口減少・高齢化の急速な進展の中で現役世代の減少、高齢者医療費の増加等により厳しい状況に置かれています。本組合は、諸先輩や関係者の方々のご尽力により円滑に運営されていると承知していますが、今後ともこれを維持していくためには、社会経済の動向を踏まえつつ、様々な改革を進めていかなければならないと考えます。もちろん、眼前のコロナ危機に適切に対応していくことも必要です。

私自身は、これまで医療保険制度の企画や運営に関わるとともに民間企業での経験も持っていますが、本組合の仕事に携わるに当たっては、心を新たにして学ぶべきことが多々あると思っております。関係者の方々の声を十分伺いながら、本組合の運営に誤りなきを期し、微力ながら全力で職責を果たしてまいる所存ですので、格段のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げて、就任のご挨拶とさせていただきます。

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