2023年 年頭のごあいさつ

 

全国土木建築国民健康保険組合

理事長  ばた 潤   

 

新年あけましておめでとうございます。年頭に当たりまず初めに、加入事業所や被保険者の皆様方から本組合にお寄せいただいているご理解・ご協力に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

 

コロナ禍もほぼ3年となりますが、従来とはだいぶ様相が異なってきた、という感を強くしております。感染の動向は不透明で、先行きはなかなか見通せませんが、社会経済活動は止めるわけにはいかず、政府も出口戦略を検討しています。本組合直営の東京・厚生中央病院でも、入院患者の受入れをはじめワクチン接種、PCR検査等様々な対コロナ業務に取り組んできましたが、コロナ禍が一段落し平穏な日々が戻ってくることを心から望みます。

さて、本組合は今年で設立80年を迎えます。1943年の設立以来、加入事業所や被保険者の方々に多大なご支援をいただいてきました。ここに厚く御礼申し上げます。また、10年近くかけて進めてきた地方事務所の統廃合が今年で完了し、関東事務所・関西事務所・給付事務センターを本部と一本化し、部署を再編し、オフィスも東京千代田区の厚生会館に集約します。これにより業務を効率化し、様々な事業に機動的に対応できる体制を整えていきます。一方、全国の加入事業所の方々との距離感が遠くならないよう、保険事務担当者打合会と健康推進会議を全国各地で開催する等、様々な機会に加入事業所の方々の生の声を伺いながら適切な事業運営に努めてまいります。

今年は昨年策定した中期事業計画の2年目に当たります。おかげさまで本組合の財政は今のところ堅調ですが、組合員数や基準報酬・賞与、給付費の今後の動き、さらには国の政策の動きによっては予断を許しません。特に医療費がここ1,2年大きく伸びていることには注意が必要であり、緊張感をもって財政運営を行っていきます。様々な事業につきましては、加入給付の基本業務を着実に行うとともに、事業所・被保険者Webシステムによるオンライン申請を開始します。また、健診・保健指導・重症化予防等の保健事業も充実させるとともに、加入事業所の健康経営支援に力を注いでいきます。さらに、厚生中央病院の経営改善についてはコロナ禍等によりテンポにやや遅れが生じていますが、組合本部と病院が力を合わせ全力で取り組みます。本組合の各種事業については事業所・被保険者のご要望を伺いながら進めるのが大切です。皆様方のお気づきの点等があれば、お気軽にご意見をお寄せください。

 

昨年暮のサッカー・ワールドカップにおける日本チームの活躍には夢と勇気をもらいました。今年もコロナ禍や国際情勢、物価・エネルギー問題等難しい年になりそうですが、日本チームにならい元気をもって本組合の事業を進めてまいります。末筆ながら、今年一年の皆様方のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。

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